野球観戦記3:楽天イーグルスvs千葉ロッテマリーンズ<7/9 フルスタ宮城>
※写真はすべて拡大できませんのでご了承ください。
また、やや時間が経っているため、試合内容はあまり深く踏み込めていません、申し訳ありません。
なお、選手名の敬称は略しています。
<前回までのあらすじ>
7/2にフルスタでの逆転劇を見ることができて幸せだった。
実は同じ日に7/9のチケットも入手していたのである。
その一方で、私も転勤が決まった状態であり、楽天を見る機会が今年もう無いかもしれない、と思った。
実際、7/9の試合の1週間後に、私は転勤してしまったのだから。
7/8に翌日の天気を調べるが、天候がよくない。雨が降るかもしれない。
しかしそんな心配は無用で、試合は決行された。
そのほかに、パリーグの公式サイトで9日の試合の予告先発を確認した。すると…
楽天:岩隈 ロッテ:渡辺俊 と。
遂に、観戦3試合目でエース岩隈を見ることができるのか!
しかも相手ピッチャーは球界を代表するサブマリン、渡辺俊と来た。
これはいい試合になるに違いない!そう思った。
チケットは先週のうちに買っていたので、5時半頃の起床ですんでよかった。
バスでいわき駅に行き、それからいつものように3時間かけて仙台へ。
仙台到着は10時ごろ。まずはショップでグッズを買い、フルスタ到着は11時半。
天候は曇りで、いつ雨が降ってもおかしくない天気。
中に入って座席を確保。ロッテの打撃練習をお見せしよう。
それにしても今年のロッテはかなり強い。ボビー・マジックが流行語になるぐらいだから。
それだけ個人の力を信じ、それを引き出し…と、選手がのびのびとやっている環境はすばらしいものがある。
その後、外に出てゴールデンエンジェルスの人と写真撮影してもらったり、いろいろ食べたりと。
歩いているとこんなものがあったので掲載しておこう。
のぼりに土湯温泉と見えるが、これは足湯。土湯温泉は福島県の湯だ。
試合日に東北6県の温泉の湯を入れているとのこと。因みにここは、選手も入ることができる。
憧れの選手と混浴、何てことができるのもここぐらいだろう。といっても足だけだけど。
それともうひとつ面白いものがあったので掲載しておこう。
これはライスバーガー。夏限定と記載されている。
私はライスバーガーを食したのは久々だ。温めるともっといいかもしれない。
再び自席に戻る。
ライトスタンド側には日本一のファンとも言われるロッテファンが席につき始めていた。
マリンスタジアムではかなりの応援をする。マナーもよく、表彰を受けたことがあるという。
野球はマナーを守って楽しく見ましょう。私たちファンも、ロッテファンに学ぶことは多いと思う。
で、今日のスタメン。
ここの所楽天は上位陣が固定されつつあるもよう。
礒部は今1番だが、今後クリーンナップ復帰があるかもしれない。
一方ロッテは基本的に毎試合スタメンが変わる。まさにボビーマジックだ。
先発は先述した通り楽天は岩隈、ロッテは渡辺俊である。
試合開始前に先週、1000本安打を達成した山崎の表彰式があったので載せておこう。
いろいろな人から表彰を受けていた。パ連盟だけでなく放送局からも賞金などが手渡された。
先発の岩隈は、今期は思うような成績が出ていない。
この試合の前までで6勝しかできていない。去年の反動だろうか?
立ち上がり、1点を先制される。しかしそれは犠牲フライ。
まあ、序盤のこの1点は仕方ないのかな、と思った。
一方、ロッテの先発はサブマリン渡辺俊。
あのアンダースローは1度見たらとりこになってしまうかもしれない。
今、球界で貴重なサブマリン、下手投げ投手である。今やロッテのエースといっても過言ではなかろう。
渡辺俊の立ち上がりは上々。岩隈も調子はまずまずの感じ。
お互いの打線も捉えつつあるものの、なかなか得点につながらない。
両投手の投げあいが続く。
わずか1時間ちょいしか経っていないにもかかわらず、早くも5回終了。
先週の試合では、5回終了段階で2時間も経っていた。今日はテンポがよい投手戦だ。
そんな感じでテンポよく進んでいるが、7回裏に試合が大きく動きが!
山崎の2点タイムリーなど、5本のヒットで一気に4点を取り、渡辺俊を攻略した!
沸き立つレフトスタンド。あっという間の逆転劇だ。
しかしロッテもこのままでは終われない。
8回には1点を取得し、何とか必死に食い下がる。
一方、岩隈としては本日最大のピンチである。
しかしここは楽天のエース。失点を1点で止める。
8回裏にこれまたすごいことが起こる。
何と山崎のソロホームラン!サブマリン轟沈!あの26失点時のリベンジを果たした!
沸き立つ3塁側。私も楽天選手のホームランは初めて見た。
この1打で渡辺俊は降板。
今日の岩隈にはこの3点のリードで十分だった。
9回裏、ランナーを出すが、0に抑えた。
楽天、連敗ストップ!そして岩隈も連勝。
もちろん今日のヒーローは岩隈と山崎。
三振に切った。
この一打が攻略の突破口となった。
さて、これを書いているのはこの試合から半年経っているわけだが…。それにしてもこの試合は
投打がうまくかみ合ったといえる。
岩隈のピッチングは今季最高といわれるほどの出来。
しかし、完封しようと思えば出来た試合でもあった。
一方、ロッテ側は岩隈のピッチングに沈んだ。
渡辺俊は6回までの内容はよかったが、7回以降崩れた。
私が思うのは、7回裏、2〜3失点で降板させなかったのもポイントの気もする。
もしここで渡辺俊を代えていたら、少し違った展開になったかもしれない。
これまで私が見た試合、すべて楽天が勝利。
こうなったら何回でも行こうか、と思いながら、私は帰った。