監督問題を考える


9月も終わる頃、田尾監督(当時)の解任が発表された。
この発表によって、球団の姿勢を強く批判する人が続出し、田尾さんには同情論が多かったのが事実。
あるスポーツ新聞のコラムでも問題になったほどである。
この騒動から感じた事を私なりに言わせていただく。

1・ファンとしての視点
まずは、一個人として、ファンという視点で意見を言わせていただく。
ファンという視点では、やはりやめないで欲しかった、という同情の気持ちが高い。
決まった事を何とか撤回できないか、ということさえ考えたものである。

2・評論家としての視点
契約があるにもかかわらず、それを簡単に破棄することはよくあるが、今回の場合、球団首脳部、
特にオーナー側に問題があるのではないか、という気がする。
できてばかりの球団なのだから、ちゃんと育てる姿勢をとらなかった球団運営側が悪いのではないかと考える。

3・プロとしての視点
1・2では「球団側に問題あり」と書いたが、この場合はどうか。
成績が悪かったら、その責任は監督が取ることが多い。それはどんなスポーツでも同じである。
戦力的に不足していたのは否めないが、戦力がよくても悪くても成績が悪かったら解任は当たり前。それがプロの世界である。
そういう意味では球団の取った処置は正しい。

4・で、どうよ?
球団にも問題はあるが、その一方で私はこの処置は理解できないわけではない。
確かに、決まった事を簡単に撤回できるとは思えないし、出したことには従わないといけない面はある。
あと、できてばかりの球団なのだから、運営に問題が発生することはよくあるし、とった処置が間違っていることもある。
失敗は教訓として、そしていい材料としてあとに生かせるようにして欲しいし、成功は継続していけばいい。
新しい球団なのだから、それは比較的たやすいはずである。

5・最後に
うまくまとまっていないかもしれないが、これが個人的な意見である。
あと、個人的に苦言をいわせていただくが、これはブログにも書いたこと。
田尾さんがやめさせられたからファンをやめる、という人は、真のファンじゃない。
あなた方は田尾さんを応援していたのですか?応援していたのは楽天イーグルスというチーム、そして選手たちでしょ?

それと、この騒動で福盛ブログに批判を書いた人がいたが、そういう選手個人のブログのコメントに対し球団批判は絶対書き込んではならない。
福盛選手だって困るわけだし、あくまで福盛応援ブログなのだから、球団批判を書く場ではない。
対応に文句や意見、批判があるのなら、球団に直接言えばいいことだ。
それができないのなら、個人のブログに書いたっていいことだ。とにかく、選手ブログに球団批判は書くべきではない。

こういうネチケットも守れない人は、ファンになる資格なんてないと私は考える。


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